Update

祐愛会織田病院 視察報告 -地域完結型医療を実践する現場から学ぶ-
  • 2025/12/22
  • UPDATE01

祐愛会織田病院 視察報告 -地域完結型医療を実践する現場から学ぶ-

2025年12月8日から9日にかけて、祐愛会織田病院へ病院視察に伺いました。

織田病院は、佐賀県鹿島市(人口約6万人)を医療圏とする地域の中核病院として急性期医療を担い、佐賀大学の研修医・専攻医も積極的に受け入れています。
同院の大きな特徴は、急性期医療にとどまらず、慢性期~在宅医療までを一続きのプロセスとして捉え、地元で医療を完結させる体制を構築している点にあります。
その方策としてMBC体制を敷いています。
これは退院後も病状が不安定な患者様に対し、2週間ほど訪問診療・訪問看護などを多職種で集中的に提供し、状態が安定した段階にしてかかりつけ医へ円滑に引き継ぐ仕組みであり、在宅復帰を現実的かつ安全に支えるモデルとして全国から高い関心を集めています。
視察では、織田良三院長より院内や関連する老健施設、グループホームなどを案内してくださりました。
現場を通して感じたのは、多職種間の距離の近さと良い取り組みであればまず試してみるという柔軟で前向きな組織文化でした。
最近は、AIの導入にも積極的に取り組まれており、常に医療の質向上を図る姿勢が随所に見られました。
高齢化・多疾患併存が進む今の医療において「急性期治療の先にある生活」をどのように見据え、いかにスムーズに在宅復帰へつなげるかは、今後ますます重要な課題となります。
今回の視察は、その課題に対し具体的なヒントを多く学ばせていただき、大変貴重な機会となりました。

本視察にあたり、織田良三先生ならびに多胡雅毅先生(佐賀大学医学部附属病院 総合診療部)には心より感謝申し上げます。

(ひろしまCGM 延岡)

Page Top