Update

- 2025/07/03
- UPDATE01
第16回 日本プライマリ・ケア連合学会 学術大会に参加して【学会参加助成制度を利用】
(広島大学医学部医学科5年 井村 駿希)
今回、北海道で開催された第16回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に参加し、多くの学びと刺激を受ける貴重な機会となりました。
中でも特に印象的だったのは、認知症を理解するためのボードゲーム体験です。認知症の方がどのような世界で生活しているのかを、当事者の視点で体験的に学ぶことができました。これまでの自分の認知症に対する理解とは全く異なる新たな視点を得られ、医療者に限らず多くの人にとって有用な教材だと感じました。ぜひ、私が所属するサークルでも実践してみたいと思っています。
また、地域密着型の経営を行う「セイコーマート」に関する講演からは、医療とは直接関係がないものの、地域で医療に携わるうえで大切な視点を数多く学ぶことができました。さらに、全国各地で活動する学生団体・サークルのポスター発表も見学し、同世代の活躍に刺激を受け、自身の今後の活動への意欲も一層高まりました。
学会会場の活気とともに、北海道ならではの名物にも触れることで、地域を知るという大切さも実感できた2日間でした。今回の経験を今後の学生生活、サークル活動、そして将来の医師としてのキャリアにしっかりと活かしていきたいと思います。