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県立広島病院に遠隔教育システム「ORIZURU」を新たに設置しました
  • 2025/12/05
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県立広島病院に遠隔教育システム「ORIZURU」を新たに設置しました

広島大学病院 総合診療医センターは、中山間地域で働く若手総合診療医の孤立を解消し、臨床教育を強化するため、広島県発の新規遠隔教育システム 「ORIZURU(オリズル)」 を導入しています。

このたび県立広島病院にも新規設置を行い、県内での展開は「10施設」となりました。

【ORIZURUとは】
オンライン診療の仕組みを基盤とし、医療現場の実際の診療情報(電子カルテ画面やモニター映像)やスマートフォンで撮影した画像・映像をリアルタイムかつ安全に共有できるクラウド型の遠隔教育・支援システムです。
従来の一般的なWeb会議システムで課題となっていた以下の点を解決しています。
  • 電子カルテ等の画面共有が難しい
  • 実際のオンライン診療を行うための機能が不足している
  • 医療情報取り扱いに伴うセキュリティ上の不安
    
    
【ORIZURUの主な特徴】
  • オンライン診療基盤:診療時と同等レベルの映像・情報共有が可能。
  • 電子カルテ・画像の安全共有:電子カルテ画面、検査画像、スマホ撮影映像などをリアルタイムで参照可能。
  • 医療向けの堅牢なセキュリティ設計:プライベートクラウド内での運用により個人情報保護や通信の安全性を確保。
  • 多施設間での教育活用:症例検討、カンファレンス、遠隔プリセプション等の教育活動に活用
    
    
【導入状況(県内展開施設/10施設)】
  1. 広島大学病院
  2. 広島市立北部医療センター安佐市民病院
  3. JA吉田総合病院
  4. 公立みつぎ総合病院
  5. 安芸太田病院
  6. 北広島町 雄鹿原診療所
  7. 神石高原町立病院
  8. 福山南病院
  9. 庄原赤十字病院
  10. 県立広島病院(今回設置)

ORIZURUは、遠隔での症例カンファレンスや外来プリセプションに活用でき、若手医師がいつでも指導医とつながれる体制を整えています。
診療で迷うことがあったときも、指導医に相談して遠隔で助言を受けられるため、日常の診療を安心して進められ、学びを深めることにもつながっています。
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